『1945 最後の秘密』書評
以前、著者の三浦さんの取材を受けた時、ふと巷のノンフィクション作品についての雑談になった。彼が作品を論じるひとつが、その事実が初めて社会に伝えられたかという点で、いくら内容的に優れていても、既報の集まりでは一段下がる評…
以前、著者の三浦さんの取材を受けた時、ふと巷のノンフィクション作品についての雑談になった。彼が作品を論じるひとつが、その事実が初めて社会に伝えられたかという点で、いくら内容的に優れていても、既報の集まりでは一段下がる評…
新しく作品を書こうという時、普段ほとんど本を読まない私が、その時だけはいくつかの書籍をめくって、その世界に浸る。評判になったノンフィクションを読みながら、今度の自分の作品はどのような形式で表現しようかボンヤリと考えるの…
目次1 「喫茶・輪」と今村欣史さん2 書籍の基本構成と目次3 宮崎修二朗と「触媒」4 『触媒のうた』の魅力4.1 文士たちの素顔4.2 無名の発掘者の評伝として4.3 「触媒」の思想・哲学5 まとめ 「喫茶・輪」と今村欣…
芸術関係の仕事を志している人やそのような趣味を持っている人にとって、自分の創作活動がお金になるのかという思いは、ごく自然に頭に思い浮かぶ疑問でしょう。アーティストにとって、自身の制作したものが金銭という価値を生むことは一…
目次1 『親友が語る手塚治虫の少年時代』2 本の基本構成3 情熱と使命感のもとに4 本書の特色に関する考察5 まとめ 『親友が語る手塚治虫の少年時代』 過去から現代にかけて多くの書籍が存在します。採算こそ計算されているも…
生きづらい世の中なのかもしれません。 自殺者数は減少傾向にあるものの、自殺率はG7(先進7ヵ国)でトップだと言います。 私が病院勤めをしていた時の話ですが、患者さんのカルテには家族の情報も書かれています。そこに「うつ病」…
この「小さな哲学の部屋」を始めた時、日々の考えや気付きを書くはずだったのに、いつの間にか仰々しく準備をしないと更新できないブログになってしまいました。それも良いと思うのですが、もっと読む人が友人のような感覚で気楽に訪れて…
僕は飛行機が苦手で、なるべくなら乗らないでおきたい人間ですが、それでも鉄道や車と比べて、効率に明らかに差がある時は、飛行機を選択します。 あまり慣れないために、離陸の時にはいまだに手に汗をかきます。小学生くらいの子供が落…
目次1 STAR TREKとの出会い2 STAR TREKとは何か3 STAR TREK 宇宙大作戦の魅力4 僕の好きなエピソード4.1 危険な過去への旅4.2 光るめだま4.3 謎の球体4.4 タロス星の幻怪人(前編)…
患者さんの部屋でリハビリをしていると、ラジオから村下孝蔵さんの歌声が聞こえてきました。 村下孝蔵さんは1980年から亡くなる1999年にかけて活躍したシンガソングライターで、大ヒットした「初恋」(1983年)の他、「踊り…