ありふれたはずの8月6日
【アイキャッチ画像:中村真一郎撮影(以下、特に注釈のない写真は中村氏撮影)】 大塚のホテルを出ると傘をさしている人がいる。軽く撫でる程度の小雨だったが、地面にはまだらではなく、しっかりと湿った跡があった。歓楽街の顔も持…
桜隊
【アイキャッチ画像:中村真一郎撮影(以下、特に注釈のない写真は中村氏撮影)】 大塚のホテルを出ると傘をさしている人がいる。軽く撫でる程度の小雨だったが、地面にはまだらではなく、しっかりと湿った跡があった。歓楽街の顔も持…
園井恵子さん
戦後の多々良純の回想である。招集された多々良は僅かな時間の合間を縫って、島根県の木次町まで桜隊を追いかけ隊員たちと再会した。この「苦しんでんだなあ」という言葉が、なぜか、最近よく思い起こされるのである。 そぞろに続く…
園井恵子さん
堀川惠子さんの『原爆供養塔』という作品に次のような文章がある。 8月6日は日差しの強い夏の盛りがよく似合う。たが、今年はやや雲が多く、日が陰った空だった。 目黒駅から五百羅漢寺への道は去年一度歩いただけだったが、坂の…