園井恵子さん 天から見える景色【2025年移動演劇桜隊追悼会記】 2025.08.17 千和 裕之 戦後の多々良純の回想である。招集された多々良は僅かな時間の合間を縫って、島根県の木次町まで桜隊を追いかけ隊員たちと再会した。この「苦しんでんだなあ」という言葉が、なぜか、最近よく思い起こされるのである。 そぞろに続く…
園井恵子さん 遺された者たちに過ぎる時間【2024年移動演劇桜隊追悼会記】 2024.08.12 千和 裕之 堀川惠子さんの『原爆供養塔』という作品に次のような文章がある。 8月6日は日差しの強い夏の盛りがよく似合う。たが、今年はやや雲が多く、日が陰った空だった。 目黒駅から五百羅漢寺への道は去年一度歩いただけだったが、坂の…