「園井恵子 原爆に散ったタカラジェンヌの夢」出版!
2023年4月21日、自著『園井恵子 原爆に散ったタカラジェンヌの夢』が国書刊行会より発売されました。この書籍は戦前に宝塚少女歌劇、映画、新劇などで活躍し、未来の大女優として将来を嘱望されながらも広島の原爆により32歳で…
2023年4月21日、自著『園井恵子 原爆に散ったタカラジェンヌの夢』が国書刊行会より発売されました。この書籍は戦前に宝塚少女歌劇、映画、新劇などで活躍し、未来の大女優として将来を嘱望されながらも広島の原爆により32歳で…
残されたブロマイド 最近、園井恵子さんの貴重なブロマイドの画像を分けていただきました。持ち主は小木曽美雪さんで、2011年に89歳で逝去されましたが、戦前は園井恵子さんのファンで亡くなるまで大切にブロマイドは保管されてい…
千村克子さんと日記 園井恵子さんの伝記の完成まで長い時間が必要でしたが、その中で多くの時間を要したのは、資料の収集と読み解く作業でした。取材を始めた時、戦後すでに70年近くが経過していて、園井さんと同時代を生きた人から証…
オークションで珍しい品を手に入れました。昭和17年9月東京宝塚劇場での雪組公演のパンフレットです。 園井恵子の宝塚歌劇団での最後の公演です。園井は新劇に転向するため、本当は昭和17年5月(宝塚大劇場雪組公演4月26日~5…
園井恵子さんの伝記を書く際に最も大きな問題になったのは、すでに死後60年以上(当時)が経過していて、同時代を生きていた人がすでに亡くなっていたか高齢で証言できない状況だったことです。そのため、自著『流れる雲を友に 園井恵…
「園井恵子を語り継ぐ会」のFacebookページから、『無法松の一生』のフィルム修復が進められているという情報がリリースされたのが一昨日(2020年7月13日)。 この「修復」の意味を解きあぐねていて、少し気になっていま…
園井恵子さんの取材や資料収集をする中で、非常に心惹かれながらも、書籍からは割愛した内容がいくつかあります。伝記・評伝という類の中では生きなくても、園井さんに関心を持つ人なら興味深く読んでもらえるのではないか……今回の記事…
(写真:演劇「獅子」の一幕。左:園井恵子演じるお紋、右:丸山定夫演じる吉春 昭和20年1月神奈川県での公演時) 鳥取と園井恵子 昭和17年、園井恵子は宝塚歌劇団を退団後、小夜福子の誘いに応じて、劇団新生家族という新劇の劇…
園井恵子は岩手県松尾村(現在の八幡平市)に生まれ、1歳の時に川口村(現在の岩手町)に移住します。女学校時代に小樽に住んでいたこともありますが、1年ほどで故郷・岩手に戻り、その約1年後に家出同然で単身、宝塚に向かいます。 …
(写真:一緒に写っているのは後輩の海原千里。撮影年月日不詳だが、海原の宝塚退団が1941年なのでそれ以前のものと考えられる) 園井恵子ゆかりの地を岩手県、小樽と紹介してきましたが、最後は宝塚、神戸、大阪です。宝塚は園井さ…