園井恵子の声を探して
園井恵子さんの取材や資料収集をする中で、非常に心惹かれながらも、書籍からは割愛した内容がいくつかあります。伝記・評伝という類の中では生きなくても、園井さんに関心を持つ人なら興味深く読んでもらえるのではないか……今回の記事…
園井恵子さんの取材や資料収集をする中で、非常に心惹かれながらも、書籍からは割愛した内容がいくつかあります。伝記・評伝という類の中では生きなくても、園井さんに関心を持つ人なら興味深く読んでもらえるのではないか……今回の記事…
(写真:演劇「獅子」の一幕。左:園井恵子演じるお紋、右:丸山定夫演じる吉春 昭和20年1月神奈川県での公演時) 目次1 鳥取と園井恵子2 岩美2.1 岩美駅2.2 岩美駅~大岩小学校跡2.3 大谷地区2.4 大岩国民学校…
園井恵子は岩手県松尾村(現在の八幡平市)に生まれ、1歳の時に川口村(現在の岩手町)に移住します。女学校時代に小樽に住んでいたこともありますが、1年ほどで故郷・岩手に戻り、その約1年後に家出同然で単身、宝塚に向かいます。 …
(写真:一緒に写っているのは後輩の海原千里。撮影年月日不詳だが、海原の宝塚退団が1941年なのでそれ以前のものと考えられる) 園井恵子ゆかりの地を岩手県、小樽と紹介してきましたが、最後は宝塚、神戸、大阪です。宝塚は園井さ…
岩手県盛岡市の岩手女子師範附属小学校の高等科に通っていた園井恵子さんですが、下宿していた叔父の多助一家が小樽に引っ越すことになり、それについていく形で小樽に移住します。 園井さんは小樽でも伝統が最もある庁立小樽高等女学校…
(写真:岩手川口駅前。園井恵子の幼少期の家があった通り。現存する2軒目の家が左手に見える) ここでは園井恵子に関係する施設やゆかりの地を紹介していきます。実際に足を運ぶことで、より園井さんを理解できるとともに、その人生を…
(写真:岩手町働く婦人の家「園井恵子資料室」内観 2017年撮影) 園井恵子さんに関する書籍やメディア作品はあまり多くありません。僕が伝記を書こうとしたのも、一般の方が人生を通じて見られるような書籍がなかったからです。 …
前回の記事でお話ししたように、園井恵子さんと同時期に生きていた人たちは高齢となり、直接お話を聞くのは難しい時代になっています。そのような中で園井さんを語り継ぐ役割を担ってきた団体があります。もし、園井さんのことをより知り…
宝塚歌劇の発展に貢献した人物を顕彰者として紹介する「宝塚歌劇の殿堂」、最初は100人が発表されましたが、その後も少しずつ追加されていきました。 2019年5月、新たに105人目の顕彰者として園井恵子さんが選出されました。…