ダメな男ばかり選ぶ女性に感じること

付き合う男性がことごとくハズレばかりだと嘆く女性がいます。そのような人はハズレはハズレでも、かなりの大ハズレをわざわざ引いているように思います。それなりに良い男性も周りにいるし、その人自身も魅力的で、他にもっと良い選択肢があると思うのですが、わざわざそのようなダメ男を選んでしまいます。

ある同僚の女性も付き合う相手がことごとくダメ男だと言います。付き合っては短期間で別れてを繰り返しています。以前の記事でも言いましたが、1人や2人ならともかく、付き合う男性がことごとくダメ男というなら、それは本人に何かしら問題があるように思います。

恋人なりご主人がダメ男だと嘆く女性の話を聞くと、とにかく献身的に尽しています。過保護というくらい世話を焼いています。他の同僚が「それくらい自分でやらせたら?」と言うと、「そういうふうにすると○○だから」と何かと理由が出てきます。

しかし、そのような事情を第三者が聞くと、相手が世話を受け入れているのも事実なんでしょうが、そもそも女性が世話を焼きたいという願望が見え隠れします。そのようなケースでは、相手が依存しているのではなく女性がむしろ依存していると言えます。

それが高じると、とにかく相手に干渉をするようになります。依存心が強いので、心の根底に不安があり、相手の気持ちを常に確かめないと不安になります。「かまって欲しい人たち」であり、その欲求が満たされないと不機嫌になります。男性としては一方的に世話を押しつけられて、干渉されて、それでいて相手の要求を満たさないと不機嫌になるので、居心地が悪くて去って行きます。

そのような女性で受け入れるのが、砂糖のようにべったり世話を塗りつけられても苦にならない男性……つまりダメ男予備軍なわけです。

その男性たちにしても本来は自立できるのに、その女性と付き合ったばかりにダメ男に変化してしまった可能性もあります。別れた男性が変化するということはよくあります。結婚願望がなかったはずなのに別れたとたん他の女性と結婚したり、全く家事をやらなかったはずなのに別れたとたん、きちんと身の回りのことをし始めたり……。

もし、自分が交際する男性がことごとくダメ男だとしたら、自分自身に依存心や心の隙間がないか考えてみましょう。

また、友人のアドバイスをよく聞くようにすると良いと思います。そのような女性の傾向として、周囲の誰もが「やめておきなよ」と忠告する男性でも断固として付き合おうとします。アドバイスが全てではありませんが、誰もが反対する相手なら一度冷静になって考えてみましょう。

友人や周囲の人々は自分を映し出す鏡と言います。自分が変化した時、周りに現れる異性もきっとガラリと変わるに違いありません。

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兼業作家。2023年4月『園井恵子 原爆に散ったタカラジェンヌの夢』(国書刊行会)上梓。歴史全般が興味の対象ですが、最近は大正~昭和の文化、芸術、演劇、映画、生活史を多く取材しています。プロフィール写真は愛貓です(♂ 2009年生まれ)。よろしければTwitterのフォローもお願いします。(下のボタンを押すとTwitterのページに移動します)。