千村克子渡欧日記
千村克子さんと日記 園井恵子さんの伝記の完成まで長い時間が必要でしたが、その中で多くの時間を要したのは、資料の収集と読み解く作業でした。取材を始めた時、戦後すでに70年近くが経過していて、園井さんと同時代を生きた人から証…
千村克子さんと日記 園井恵子さんの伝記の完成まで長い時間が必要でしたが、その中で多くの時間を要したのは、資料の収集と読み解く作業でした。取材を始めた時、戦後すでに70年近くが経過していて、園井さんと同時代を生きた人から証…
新型コロナウイルス感染予防のため、3月から散髪と食材の買い出し以外の外出を控えていたのですが、8月1日は人と会うために久々に出掛けました。案内してもらったのが、今回紹介する「風の谷絵本館」です。 長野県上伊那郡飯島町とい…
オークションで珍しい品を手に入れました。昭和17年9月東京宝塚劇場での雪組公演のパンフレットです。 園井恵子の宝塚歌劇団での最後の公演です。園井は新劇に転向するため、本当は昭和17年5月(宝塚大劇場雪組公演4月26日~5…
生きづらい世の中なのかもしれません。 自殺者数は減少傾向にあるものの、自殺率はG7(先進7ヵ国)でトップだと言います。 私が病院勤めをしていた時の話ですが、患者さんのカルテには家族の情報も書かれています。そこに「うつ病」…
園井恵子さんの伝記を書く際に最も大きな問題になったのは、すでに死後60年以上(当時)が経過していて、同時代を生きていた人がすでに亡くなっていたか高齢で証言できない状況だったことです。そのため、自著『流れる雲を友に 園井恵…
「園井恵子を語り継ぐ会」のFacebookページから、『無法松の一生』のフィルム修復が進められているという情報がリリースされたのが一昨日(2020年7月13日)。 この「修復」の意味を解きあぐねていて、少し気になっていま…
この「小さな哲学の部屋」を始めた時、日々の考えや気付きを書くはずだったのに、いつの間にか仰々しく準備をしないと更新できないブログになってしまいました。それも良いと思うのですが、もっと読む人が友人のような感覚で気楽に訪れて…
園井恵子さんの取材や資料収集をする中で、非常に心惹かれながらも、書籍からは割愛した内容がいくつかあります。伝記・評伝という類の中では生きなくても、園井さんに関心を持つ人なら興味深く読んでもらえるのではないか……今回の記事…
(写真:演劇「獅子」の一幕。左:園井恵子演じるお紋、右:丸山定夫演じる吉春 昭和20年1月神奈川県での公演時) 鳥取と園井恵子 昭和17年、園井恵子は宝塚歌劇団を退団後、小夜福子の誘いに応じて、劇団新生家族という新劇の劇…
誰もがうらやむ才能がある人や、若いうちに自分が望むレールに運良く乗れた人とか、そういう人も確かにいて、それは除きます。 一方で、何か達成したいことがあったり、向上心があるけど、なかなか上手くいかず、もがいている人が多くい…