直感を正しく活用する方法

たくさん書きたいことがあるのですが、最初の投稿のテーマを何にしようか、これについて相当に悩んでいます。

このブログの船出と言いますか、ブログの雰囲気とか味とか、そんな方向性がそこに出てくる気がするんですよね。よく、人間関係は第一印象で決まると言って、さらにこの第一印象が15秒とか30秒とかごく短期間に決まると言われます。ブログも一番最初の記事でいくらかその全体像を判断されるのではないでしょうか?

15秒や30秒で人は何を判断するのでしょうか? そして、それは正しいのでしょうか?

僕自身、とても直感を大切にしています。色々考える性格は昔から変わらなかったのですが、考えても結論は直感で決めます。

あまり僕はスピリチュアルとか取り入れている人間ではないのですが、20代の時はこんな方法をしていました。

自分の胸の真ん中に透明な球体をイメージします。その周りに曇るものやよどんだ空気があれば、それがなくなるように想像します。よどみが消えて、球体そのものをきれいに感じるようになったら、その球体に自分が決断できないこと、悩んでいることを尋ねます。

その際の問いかけの仕方は、例えば職場の飲み会に行くか行かないか迷っているなら、「職場の飲み会に行く」と「職場の飲み会に行かない」と問いかけます。「行く」で球体が輝いたり響いたりするように反応したら直感は飲み会に行くように示していることになります。逆に直感に反する問いには、球体がよどんだり、何も反応しなかったり、沈むような感触があったりします。

どちらにも反応がない時は、どちらでも構わないという答えか、より優れた選択肢があるということで、意外に自分が思いついていない選択肢があるということです。例えば、飲み会の場合でしたら、「行かない」で合っているのだけど、自分が考えているような断り方でなく、他の良い断り方がある場合にもちょっと鈍い反応が出ます。

この方法、たぶんどこかの本で読んでやっていたと思うのですが、家の本を探してみてもどこにも見つかりません。ただ、当時、原田真裕美さんの本をいくつか読んでいたので、たぶん、そこからか、あるいは記述を参考にして自分で方法を考えたのかもしれません。

原田さんの本には「私にとって魂は、透明感のある球体のもののようなイメージで見えてきます。幸せで愛情に満ちあふれ、力強い魂ほど透明感があり、天の力〈生命力〉に満ちて光り輝いているように見えます」と書かれています(原田真裕美「自分のまわりにいいことがいっぱい起こる本」P24)。

今はこのような方法はあまり使わなくなりましたが、それでもあまり直感が働いていないと自覚している時は初心に返ってあえて使ってみたりします。誰でも「何となく」という感覚があって、それが割と後から考えてみて正解だったという経験があると思います。

そして、直感が鈍い時、働いていない時というのは、すなわち自分のコンディションが悪い というのが僕の長い経験からくるひとつの確信です。

直感がよく働いている時というのは、それに従っていれば大きな間違いはありませんでした。100点とは言えなくても大失敗はないように思います。なので、直感が働かないと感じたら、直感を疑うのではなく、それが働かない原因が何かあるのではないかと僕は考えています。

よくあるのが他人からの言葉を優先して、自分の考えを押さえてしまったり、何か欲張ったり保身に走ったりする時にもそのようなことがよく起こります。他人の悪口を考えている時もあまり良くありません。心がよどんでいると直感は働きにくいのかと思います。

原田さんの別の書籍(「あなたの人生で本当に大切にするべき27のこと」サンクチュアリ出版)では「魂の状態を調べる」として、このようなよどみがないか感じる方法も紹介しています。透明な水槽をイメージして、その水がどうなっているか感じるというものです。

このような直感をスピリチュアルとは別にいろいろ検証したのが、マルコム・グラッドウェル「第1感 『最初の2秒』の『なんとなく』が正しい」です。この著者は多くの人が感じていても実証されていないことを深く考察して、色々なテーマを読み物として面白くまとめています。興味があれば読んでみてください。

直感については昔から大切に思っていることなので、またどこかで書くかもしれませんが、今日はこのあたりで文を締めたいと思います。このブログを直感で今後も読んでみようと思った方は、次回もよろしくお願いいたします。

参考にした書籍ならびに関連書籍
1)原田真裕美「自分のまわりにいいことがいっぱい起こる本」青春出版社.2004
2)原田真裕美「あなたの人生で本当に大切にするべき27のこと」サンクチュアリ出版.2008
3)マルコム・グラッドウェル(著)、沢田博、阿部尚美(訳)「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」光文社.2006

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ABOUTこの記事をかいた人

兼業作家。2023年4月『園井恵子 原爆に散ったタカラジェンヌの夢』(国書刊行会)上梓。歴史全般が興味の対象ですが、最近は大正~昭和の文化、芸術、演劇、映画、生活史を多く取材しています。プロフィール写真は愛貓です(♂ 2009年生まれ)。よろしければTwitterのフォローもお願いします。(下のボタンを押すとTwitterのページに移動します)。